連載 内科医が精神科のくすりを処方する。
第17回(最終回) 精神病に使うわけではない抗精神病薬 ③
國松 淳和
1
1医療法人社団永生会 南多摩病院 総合内科・膠原病内科
pp.1331-1336
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_1331
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
場面で考える抗精神病薬(続き)
では前回に引き続き,場面別に抗精神病薬のことを述べていこうと思います.具体的には
・せん妄
・不眠・不安
・嘔気・食思不振
・その他
を取り上げることにしていたのでした.このなかで前回は「せん妄」「不眠・不安」について記述しました.今回はその続きとして,「嘔気・食思不振」「その他」を扱います.内科医がこれらの状況や患者さんに対して,抗精神病薬をどのような立ち位置でどのように考えればよいのか,そしてどのように処方するのか,などについて解説します.
© Nankodo Co., Ltd., 2024