特集 性感染症
[Chapter 4] 日本国外における性感染症
英国における性感染症対策
佐々木 秀悟
1
1国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター
キーワード:
ワクチン
,
抗菌薬耐性
,
GBMSM
Keyword:
ワクチン
,
抗菌薬耐性
,
GBMSM
pp.133-137
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_133
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★★★英国は四つの地域から成り立っており,それぞれ独自の行政機関をもつ.
★★★いずれの地域でも無料の公的医療サービスが提供されており,性感染症に関する相談や検査に患者負担はない.
★★★政策として,ワクチンなどの予防医療やサーベイランスに力を入れている.
★★★COVID–19流行の影響もあり,2022年は前年と比較して多くの細菌感染症が増加傾向を認めた.
★★★一部の病原体における抗菌薬耐性も問題となっている.
★★★ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は2030年までの新規感染者をゼロにするという目標を掲げて対策に取り組んでいる.
★★★Mpoxは2023年以降は減少したが,新規感染者の報告は持続している.
★★★ヒトパピローマウイルス(HPV)対策としてHPVワクチン接種や子宮頸がん検診の受診を推奨している.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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