特集 患者さんからよく尋ねられる内科診療のQuestion
第2章 呼吸器
[患者:76歳男性,特発性肺線維症(IPF)]家族:父が肺線維症と診断されて,抗線維化薬を飲んでいましたが,急性増悪を起こしてしまいました.いざというときには人工呼吸器をつけてもらったほうがよいでしょうか?
小谷内 敬史
1
1聖隷三方原病院 呼吸器内科
pp.632-634
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_632
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お答えします
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪は予後不良の病態であり,人工呼吸器管理を行った場合にも厳しい経過が予想されます.病状,挿管管理の目的,予想される経過について,主治医の先生とよくお話したうえで呼吸管理方法を決定するべきです.可能であればご本人も話し合いに参加されることが望ましいです.
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