特集 在宅医療は何のために存在するのか―これからの在宅医療を見据えて
[Chapter 2] 医学モデルとしての在宅医療
在宅医療とケアにおける感染対策の考え方
高山 義浩
1
1沖縄県立中部病院 感染症内科・地域ケア科
キーワード:
在宅医療
,
インフルエンザ
,
新型コロナウイルス感染症
,
感染性胃腸炎
Keyword:
在宅医療
,
インフルエンザ
,
新型コロナウイルス感染症
,
感染性胃腸炎
pp.378-382
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_378
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▪インフルエンザの感染対策では,訪問スタッフと患者の双方がマスクを着用する.高齢者施設では,病室単位のゾーニングを実施する.
▪新型コロナウイルス感染症の迅速抗原検査では,発症初期の偽陰性に注意する.エアロゾル感染リスクが高いときは,訪問スタッフはN95マスクを使用する.
▪ノロウイルスの感染対策では,訪問スタッフはグローブとガウンを着用し,ケア後の手洗いと空気感染のリスクに注意する.環境消毒には,エタノールではなく次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する.
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