書評
間宮家の皮膚科医
須田 隆文
1
1浜松医科大学呼吸器内科 教授
pp.25-25
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_25
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- 文献概要
本書は,間宮家三代の皮膚科医である完司,倫太郎,草太の3人それぞれの自分史を縦糸にして,皮膚科診療のエッセンスを散りばめた大変ユニークな医学小説である.とくに今までの医学小説と大きく異なるところは,単なる医学を扱った小説という範疇を超え,その内容と関連する皮膚疾患に関して,わかりやすい解説や鮮明な写真が別項でまとめられており,皮膚科学の医学書としてもコンサイスで素晴らしい出来栄えとなっている点である.
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