特集 エキスパートがお答えします! 日常臨床のあるあるの疑問
第3章:感染症
感染症診療で造影CTを撮ったほうがよいのはどのような場合でしょうか?
渡邊 裕介
1,2
1東京医科大学茨城医療センター 集中治療部
2東京医科大学病院 感染制御部
pp.417-420
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_417
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お答えします 感染性疾患では,膿瘍,感染性心内膜炎,中心静脈の化膿性血栓性静脈炎を疑う症例,間欠的・持続菌血症の症例,また,Staphylococcus aureus,過粘稠性Klebsiella pneumoniae,Candida属による菌血症の症例で考慮します.非感染性疾患では,血栓症,血管病変,悪性腫瘍,血腫でも発熱しうることを認識し,focus不明の発熱症例では積極的に実施を検討します.
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