特集 どうする!? 突然の感染症対応―外来患者も入院患者も
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急増する梅毒に対していま何をすべきか
-梅毒の攻略
井戸田 一朗
1
1しらかば診療所
キーワード:
梅毒
,
PCR
,
benzylpenicillin benzathine筋注製剤
Keyword:
梅毒
,
PCR
,
benzylpenicillin benzathine筋注製剤
pp.1137-1142
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_1137
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Summary
▪梅毒は,わが国のみならずグローバルに公衆衛生上の問題となっている.
▪診断方法として,梅毒血清反応という強力なツールが存在するほか,PCRの診断への活用が始まっている.
▪ペニシリン耐性のTreponema pallidum subspecies pallidumは報告されておらず,日常診療では早期に診断されれば確実な治癒が期待できる.
▪治療のうえで,早期梅毒において単回治療が可能なbenzylpenicillin benzathine筋注製剤が2022年1月にわが国で約40年ぶりに発売された.
© Nankodo Co., Ltd., 2022