特集 意外と知られていない⁉ 自科の常識・他科の非常識
第9章:糖尿病
GLP-1受容体作動薬は治療初期から役立つ薬である
永井 義夫
1
,
浜野 久美子
1
1関東労災病院糖尿病・内分泌内科
キーワード:
インクレチン関連薬
,
週1回GLP-1受容体作動薬
,
経口GLP-1受容体作動薬
,
サルカプロザートナトリウム(SNAC)
Keyword:
インクレチン関連薬
,
週1回GLP-1受容体作動薬
,
経口GLP-1受容体作動薬
,
サルカプロザートナトリウム(SNAC)
pp.666-668
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_666
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インクレチン関連薬には,内服薬のdipeptidyl peptidase-4(DPP-4)阻害薬と主に注射薬のglucagon-like peptide-1(GLP-1)受容体作動薬がある.これまでDPP-4阻害薬の陰に隠れがちであったGLP-1受容体作動薬であるが,経口投与可能な製剤の登場で今後その位置づけが様変わりしていくことが予想される.本稿ではインクレチン関連薬の歴史について触れながら,GLP-1受容体作動薬の可能性について述べてみたい.
© Nankodo Co., Ltd., 2021