特集 COVID-19に正しく立ち向かうために
COVID-19の病態および症状
気道ウイルス量の変遷と感染リスク
荒岡 秀樹
1
1虎の門病院臨床感染症科
キーワード:
COVID-19
,
SARS-CoV-2
,
ウイルス量
,
RT-PCR
,
感染リスク
Keyword:
COVID-19
,
SARS-CoV-2
,
ウイルス量
,
RT-PCR
,
感染リスク
pp.33-38
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_33
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Summary
▪感染者の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のウイルス量は発症時が最高で,その後は直線的に低下する.
▪RT-PCR法の陽性は感染リスクを有することを示さない.RT-PCR法の陽性率は発症3日後に最も高くなるが,数週間陽性が持続する.
▪発症出現から8日経過すると,感染リスクは低いことが明らかとなってきている.
▪検体採取部位は鼻咽頭ぬぐい液が基本とされるが,唾液も有用であるとの報告が増加している.
© Nankodo Co., Ltd., 2021