特集 COVID-19に正しく立ち向かうために
COVID-19の疫学
COVID-19の基本知識
野田 晃成
1
1杏林大学医学部付属病院呼吸器内科
キーワード:
感染様式
,
好発年齢
,
危険因子
,
予後
Keyword:
感染様式
,
好発年齢
,
危険因子
,
予後
pp.23-28
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_23
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Summary
▪飛沫・接触感染対策に加え,エアロゾル感染も否定できないため空気感染にも注意する.
▪高齢や肥満,糖尿病などの危険因子を有する患者では,とくに重症化に注意する.重症化は発症から7~10日で起こることが多く,スムースに人工呼吸器管理や体外式膜型人工肺(ECMO)管理を行えるように準備を早めに行う.
▪予後は早期予後と後期予後に分けて考える.早期予後にはいくつかの指標があるが,後期予後についてはいまだ不明確である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021