湿疹・皮膚炎

Summary

▪湿疹・皮膚炎は，皮膚科領域の日常診療で最も多く遭遇する皮膚疾患である．

▪湿疹・皮膚炎には，接触皮膚炎，貨幣状湿疹，脂漏性皮膚炎，手湿疹，アトピー性皮膚炎，皮脂欠乏性皮膚炎，うっ滞性皮膚炎，自家感作性皮膚炎などが存在する．

▪現病歴，臨床症状，皮疹の経過，検査などから速やかに診断を確定し，診断に基づいた適切な治療を行うことが求められる．

▪鑑別疾患に留意し，治療経過が遷延化する場合には，診断の再考が求められることがある．