特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
H.内分泌・代謝科へコンサルト
4.内分泌精査目的 ①(肥満,Cushing症候群疑い)
岡崎 亮
1
1帝京大学ちば総合医療センター第三内科
pp.633-634
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_633
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Cushing症候群はコルチゾールの分泌過剰により,多彩な徴候,症状をきたす症候群である.病型は,ACTH依存性とACTH非依存性に大別される.前者の代表として,下垂体ACTH産生腺腫(Cushing病)と異所性ACTH産生腫瘍(肺小細胞がんなど)がある.後者の代表は,コルチゾール産生副腎皮質腺腫(狭義のCushing症候群)である.
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