Japanese
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投稿 臨床研究
Basedow病と破壊性甲状腺炎による甲状腺中毒症時の血液検査値の差異について
Association between thyroid function and serum laboratory data at thyrotoxicosis.
森田 茂樹
1
,
古田 愛実
1
,
上田 康雄
2
S. Morita
1
,
A. Furuta
1
,
Y. Ueda
2
1長崎県立大学看護栄養学部栄養健康学科
2日本赤十字社長崎原爆病院内科
pp.185-188
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_185
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は じ め に 甲状腺ホルモンは体内の物質代謝を制御しており,血液検査値に影響を与えている1).甲状腺中毒症(thyrotoxicosis)の場合,血中コレステロールの低下などは知られているが,一定の結論が出ていない血液生化学検査の項目もみられる1~4).また,甲状腺中毒症の主な原因であるBasedow病と破壊性甲状腺炎の差異についての詳細な検討は少ない5,6).今回,われわれはBasedow病と破壊性甲状腺炎による甲状腺中毒症時の,甲状腺ホルモン値と血液生化学検査値およびTSH受容体抗体についての検討を行った.
© Nankodo Co., Ltd., 2018