連載 呼吸器内科×○○科で語る! Comorbidity患者さんの診かた
第15回 在宅酸素療法中にペースメーカー装着となった患者さん
仁多 寅彦
1
,
浅野 拓
2
1聖路加国際病院呼吸器内科
2聖路加国際病院循環器内科
pp.1033-1037
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_1033
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今回の患者さんは,呼吸不全のため在宅で非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)と在宅酸素療法(HOT)使用中の77歳の女性です.弁置換術や心房頻拍に対するカテーテルアブレーションの既往もあります.今回,自宅で失神することが複数回あり,徐脈頻拍症候群に対してペースメーカー植込みとなりました.HOT開始時に自宅のガスコンロをIH調理器に変更していたのですが,ペースメーカーについての生活指導でIH調理器に近づかないように説明があったとのことで,患者さんから今後の台所について当科に相談があり,循環器科と相談することとしました.
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