特集 NAFLD/NASH診療のイノベーション―ガイドラインからパイプラインへ
NAFLD/NASH診療の今後の展望
IoTやAIが変えるNAFLD/NASH診療の未来
小野 正文
1
,
越智 経浩
1
,
宗景 玄祐
1
,
西原 利治
1
Masafumi ONO
1
,
Tsunehiro OCHI
1
,
Kensuke MUNEKAGE
1
,
Toshiji SAIBARA
1
1高知大学医学部消化器内科学
キーワード:
IoT
,
AI
,
携帯型ウェアラブル端末
,
NAFLD/NASH
Keyword:
IoT
,
AI
,
携帯型ウェアラブル端末
,
NAFLD/NASH
pp.1399-1405
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1399
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Summary
▪医療・ヘルスケアサービス分野におけるIoTやAI関連の技術は急速な勢いで進歩しており,市場規模も国内外ともに今後も拡大する見通しである.
▪24時間血糖測定装置CGMSやFreeStyleリブレの登場により,糖尿病患者だけでなくNAFLD/NASH患者の血糖日内変動が容易に把握できるようになり,担当医による食生活の把握に有用なツールとなっている.
▪医療・ヘルスケアサービス分野における携帯型ウェアラブル端末が今後もますます発達することで,活動量,睡眠の質,食事量などの生体情報把握が容易になり,NAFLD/NASHやメタボリックシンドローム診療も新時代を迎えることは確実である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018