特集 低侵襲僧帽弁形成術の現状
特集「低侵襲僧帽弁形成術の現状」によせて
小野 稔
1
1東京大学心臓外科
pp.643
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu79_643
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右小開胸僧帽弁形成術(MICS-MVP)においては,機能性の高い内視鏡手術器械・開胸器・リトラクターの登場とともに,立体視(3D)を含む鮮明な画像表示を可能とする内視鏡の導入によって,ストレスなく精緻な胸腔鏡下手術を実施することが可能となっている.手術支援ロボットであるda Vinci(Intuitive Surgical社)の導入(ロボット支援下心臓手術:RACS)も広がりをみせている.弁縫合糸の結紮を容易にするCOR-KNOT(バイタル社)の登場により,小切開のみで手術を完結させる低侵襲手術の閾値が下がってきた.その一方で,胸骨正中切開で培われたノウハウと合併症回避のtipsの多くがMICSやRACSでは必ずしも適用できないことが経験されている.

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