連載 外科医のためのビッグデータ利活用入門
第7回 p値と信頼区間
篠崎 智大
1
T. Shinozaki
1
1東京理科大学工学部情報工学科
キーワード：
p値
,
信頼区間
,
統計モデル
,
帰無仮説有意性検定（NHST）
Keyword:
p値
,
信頼区間
,
統計モデル
,
帰無仮説有意性検定（NHST）
pp.373-379
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu77_373
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データに基づく医学研究の第一歩は「データの記述」である．たとえば，ヒストグラムや散布図で患者データをグラフ化してデータを可視化したり1），平均値・標準偏差や相関係数によってデータの要約統計量を計算したりすることで，各データの特徴や変数間の関連を把握することができるようになる2）．このように，手元のデータをまとめて示すことを記述統計（descriptive statistics）と呼ぶ．
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