まい・てくにっく
Norwood手術における大動脈再建のコツ
平田 康隆
1
,
新川 武史
2
1東京大学心臓外科
2東京女子医科大学心臓血管外科
pp.918-919
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_918
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基本的にはホモグラフトや自己心膜などの補塡物を使用せず,Yamagishiらのchimney法に準じた方法で大動脈再建を行っている.Norwood手術における大動脈再建で重要なのは,狭窄のないスムースな大動脈形態をつくることであるが,このためには,①大動脈遠位弓部-下行大動脈吻合における大きな吻合口の確保とそれに対応する再建肺動脈のスムースな吻合,②狭小上行大動脈の近位部への十分な切開とそれに対応する主肺動脈のねじれのない切開の2点が重要である.
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