1枚のシェーマ
Kasabach-Merritt症候群を呈した巨大胸壁血腫の1切除例
山田 昌弘
1
1公立置賜総合病院
pp.120
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu73_120
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症例は77歳,男性で,右腋窩から側胸部にかけて特発性血腫を発症し入院した.血管塞栓術を施行したが増大し,さらに血腫内で出血凝固・線溶を繰り返して巨大化し,貧血,血小板減少,FDP高値で検査値上播種性血管内凝固症候群(DIC)状態となった.さまざまな治療を行ったが改善せず,発症から45病日目に手術を決断した.
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