特集 生活の視点で読み解く! 今日の緩和ケア ~患者になにが起こっているのか~
Ⅱ 排泄する
消化管閉塞/イレウス・腹部膨満感のケア
林 ゑり子
1
1藤沢湘南台病院看護部/がん看護専門看護師
pp.434-438
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_434
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看護師のアセスメント
がんの進行とがんの部位などによって,食事に関する悩みが異なる.図1は,日常生活動作の障害の出現と生存期間をみても,食事や水分摂取に関する苦痛が増悪していく.この図からは,生存期間が約1ヵ月頃より,全身倦怠感,食欲不振,便秘など,消化器症状の出現頻度が増加する傾向がみられた.
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