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特集 骨盤外科手術を極める―悪性腫瘍に対して安全で確実な手術を行うためのA-to-Z
II. 各論：手術の実際
10．拡大骨盤外科手術の再建法：尿路再建
Reconstructive techniques for extended pelvic surgery：urinary tract reconstruction
森實 修一
1
,
武中 篤
1
S. Morizane
1
,
A. Takenaka
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
キーワード：
骨盤外科手術
,
尿路再建
,
尿路変向術
Keyword:
骨盤外科手術
,
尿路再建
,
尿路変向術
pp.1407-1412
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_1407
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膀胱合併切除を伴う拡大骨盤外科手術では，尿路再建が必須であり患者の生活の質（QOL）の維持にも直結する．骨盤内臓器全摘は膀胱全摘単独よりも尿路合併症や吻合部リークが懸念され，術者の技量とチーム医療が不可欠である．広範切除では在院日数の延長を招くが，ロボット手術では出血や合併症が低減され，体腔内尿路変向の有用性も示唆されている．ダブルバレル・ウロコロストミーは患者QOLの改善が期待される選択肢である．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
