Japanese
English
誌上シンポジウム 良性腫瘍に対する最新の治療戦略
腫瘍を専門としない整形外科医が切ってよい腫瘍,切ってはいけない腫瘍
Surgical Indication of Benign Tumors for Orthopedic Surgeon Who is Not Specialized in Tumor Surgery
山本 憲男
1
,
西田 英司
1
,
木村 浩明
1
,
武内 章彦
1
,
下崎 真吾
1
,
加藤 貴士
1
,
青木 裕
1
,
樋口 貴史
1
,
土屋 弘行
1
Norio YAMAMOTO
1
,
Hideji NISHIDA
1
,
Hiroaki KIMURA
1
,
Akihiko TAKEUCHI
1
,
Shingo SHIMOZAKI
1
,
Takashi KATO
1
,
Yu AOKI
1
,
Takashi HIGUCHI
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学大学院医学系研究科・医薬保健学域医学類機能再建学(整形外科学)講座
1Department of Orthopedic Surgery, Graduate School of Medical Sciences, Kanazawa University
キーワード:
良性腫瘍
,
benign tumor
,
手術
,
surgery
,
専門
,
specialty
Keyword:
良性腫瘍
,
benign tumor
,
手術
,
surgery
,
専門
,
specialty
pp.203-214
発行日 2014年3月25日
Published Date 2014/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102985
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良性腫瘍の中には,転移は生じないが,局所浸潤能が高く,再発を生じやすい腫瘍がある.また切除生検術の施行に際しては,万一切除標本で悪性腫瘍と診断され,追加切除が必要になった際の大きなトラブルを避けるため,きちんした手技を守らなければならない.安易に腫瘍の切除が行われ,局所再発を生じてから専門施設へ紹介される患者を散見するが,このような顛末は,患者のみならず医師にとっても大変不幸なものである.良性腫瘍といえどもその性質を理解し,必要な症例については,早期から患者を専門施設へ紹介することが肝要である.
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