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特集 COVID-19下の外科診療
II. 各論
2.COVID-19流行期における開腹手術の注意点について
Open abodominal surgery during coronavirus disease 2019(COVID-19) pandemic
武冨 紹信
1
A. Taketomi
1
1北海道大学大学院消化器外科学Ⅰ
キーワード:
開腹手術
,
COVID-19
,
エアロゾル
Keyword:
開腹手術
,
COVID-19
,
エアロゾル
pp.980-984
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_980
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,無症候性の感染者が多く,いったん重症化すると入院が長期化し医療機関にとって大きな負担となる.このような特徴を有するCOVID-19の流行期には,外科医療を担うわれわれは多くの要因を考慮しつつ診療を継続する必要がある.COVID-19流行期において,外科医がもっとも注意すべきことは医療従事者への感染を遮断し院内感染を防止し,病院機能を維持することにある.開腹手術という感染伝搬を助長しやすい状況をいかに制御できるかは,外科医の正確な知識と院内ルールの徹底に委ねられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021