Japanese
English
特集 外科医が知るべき癌終末期医療の基礎と実践
II. 各論
6.癌終末期医療における腹部膨満・悪性腹水・便通異常への対応
Abdominal symptoms in terminally-ill patients
大坂 巌
1
I. Osaka
1
1HITO病院緩和ケア内科
キーワード:
腹部膨満
,
悪性腹水
,
便秘
,
下痢
Keyword:
腹部膨満
,
悪性腹水
,
便秘
,
下痢
pp.1390-1395
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1390
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
癌終末期における症状の中でも,腹部症状は生活の質(QOL)を著しく低下させる症状である.主な症状としては腹痛,悪心・嘔吐,腹部膨満,便秘,下痢など複数であり,原因も癌の進行,食事や運動の低下,薬剤の副作用など多岐にわたる.終末期であっても適切な診断,最適な薬物療法・非薬物療法を行うことでQOLを向上させることが期待できる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021