Japanese
English
症例
保存的治療を行った敗血症性ショック合併小腸間膜脂肪織炎の1例
A case of small mesenteric panniculitis with septic shock, choosing conservative treatment from the general condition
星野 尚大
1
,
林 浩二
1
,
中川 智彦
2
,
加藤 文彦
3
,
神徳 純一
3
S. Hoshino
1
,
K. Hayashi
1
,
T. Nakagawa
2
,
F. Kato
3
,
J. Shintoku
3
1太田記念病院外科
2足利赤十字病院心臓外科
3太田記念病院外科
キーワード:
腸間膜脂肪織炎
,
小腸間膜
,
保存加療
Keyword:
腸間膜脂肪織炎
,
小腸間膜
,
保存加療
pp.670-674
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_670
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はじめに 腸間膜脂肪織炎は,腸間膜の非特異的炎症を生じる比較的まれな疾患である.臨床経過は多彩で診断自体に難渋することもある.また,確立した治療法はなく,手術が選択される場合もある.今回われわれは,急性腹症,敗血症性ショックをきたしていたが,腸間膜脂肪織炎が疑われたため保存的に治療しえた腸間膜脂肪織炎の1例を経験したため文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020