Japanese
English
症例
無症候性未破裂腎動脈瘤に対し治療を行った2例
Two cases of asymptomatic renal artery aneurysms
内野 英明
1
,
金 哲樹
1
,
中村 健
1
,
小林 龍宏
1
,
島貫 隆夫
1
H. Uchino
1
,
C. Kim
1
,
K. Nakamura
1
,
K. Kobayashi
1
,
T. Shimanuki
1
1日本海総合病院心臓血管外科
キーワード:
腎動脈瘤
,
自家静脈置換
,
血管内治療
,
コイル塞栓術
Keyword:
腎動脈瘤
,
自家静脈置換
,
血管内治療
,
コイル塞栓術
pp.798-802
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_798
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はじめに 腎動脈瘤は比較的まれな疾患とされてきたが,画像診断技術の進歩に伴い,近年,無症候,未破裂状態での発見頻度は増加傾向にある.無症候性未破裂腎動脈瘤の治療において腎機能の温存は重要であり,瘤の占拠部位,形態,腎血流を評価し治療の侵襲性も考慮して,手術治療(直達手術)とするか,血管内治療とするかの選択を慎重に検討していく必要がある.今回われわれは,人間ドックで指摘された無症候性腎動脈瘤2例を経験し,1例は直達手術にて,1例は血管内治療にて,腎機能の悪化なく良好な経過を得たので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019