Japanese
English
症例
単孔式totally extraperitoneal repair法(SILS-TEP)により修復した膀胱ヘルニアの1例
A case of single-incision totally extraperitoneal repair(SILS-TEP)for inguinal bladder hernia
山﨑 泰源
1
,
山﨑 泰弘
1
,
坪井 淳
1
Y. Yamasaki
1
,
Y. Yamasaki
1
,
A. Tsuboi
1
1児島聖康病院外科
キーワード:
膀胱ヘルニア
,
腹腔鏡
,
TEP
Keyword:
膀胱ヘルニア
,
腹腔鏡
,
TEP
pp.1195-1198
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1195
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はじめに 膀胱ヘルニアは膀胱壁の一部またはすべてが腹壁もしくは骨盤壁の正常部分や異所性開口部より脱出したもので,部位としては鼠径部が多いとされており,成人鼠径ヘルニアの1~4%にみられると報告されている1).本例のように,内鼠径輪をヘルニア門とする膀胱ヘルニアの報告はさらにまれである.今回われわれは,単孔式totally extraperitoneal repair(TEP)法[以下,SILS-TEP]により安全に修復しえた膀胱ヘルニアの1例を経験したので,若干の文献的考察を含めて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019