Japanese
English
特集 ロボット手術の現状と展望
II. 各論
2.肺手術
Robotic surgery for lung
中村 廣繁
1
,
谷口 雄司
1
,
三和 健
1
,
春木 朋広
1
H. Nakamura
1
,
Y. Taniguchi
1
,
K. Miwa
1
,
T. Haruki
1
1鳥取大学胸部外科
キーワード:
ロボット手術
,
da Vinci
,
肺癌
,
肺切除
Keyword:
ロボット手術
,
da Vinci
,
肺癌
,
肺切除
pp.910-914
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_910
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手術支援ロボットによる肺手術は臓器特有のリスクベネフィットやコストベネフィットの観点から,普及が遅れてきた.しかしながら,精緻で優れた操作性を有する手術支援ロボットは,特に肺癌手術において肺門剝離操作,リンパ節郭清,肺・気管支の縫合操作などに有用性を認め,術後呼吸器合併症の減少や生活の質(QOL)の向上が報告されてきた.2018年度から保険適用となり,安全な普及と新たな低侵襲手術としての発展が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2018