Japanese
English
特集 胸・腹部サルコーマのすべて
II. 各論
2.消化管・腸間膜のサルコーマ
-2)薬物療法,放射線療法など
Sarcoma of gastrointestinal tract
内藤 陽一
1
,
土井 俊彦
1
Y. Naito
1
,
T. Doi
1
1国立がん研究センター東病院
キーワード:
消化管間質腫瘍
,
imatinib
,
sunitinib
,
regorafenib
,
遺伝子変異
Keyword:
消化管間質腫瘍
,
imatinib
,
sunitinib
,
regorafenib
,
遺伝子変異
pp.330-335
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_330
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消化管に発生する軟部肉腫の多くは消化管間質腫瘍(GIST)である.転移再発GISTに対しては,imatinib,sunitinib,regorafenibの有効性が証明され標準治療として組み込まれており,さらに新規分子標的薬の開発がすすんでいる.術後高リスクのGISTに対しては,imatinib 3年内服が標準治療である.GISTにおける分子標的薬の位置づけとバイオマーカーについて,現状と今後の展望について概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018