足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 足部の変形・障害 麻痺性足部変形 Charcot-Marie-Tooth病に伴う足部変形に対する治療
下園 芙紗子
1
,
吹上 謙一
,
原田 有樹
,
丸木 仁
,
板倉 慎
,
豊島 映里
,
二見 徹
1滋賀県立小児保健医療センター 小児整形外科
キーワード:
Charcot-Marie-Tooth病
,
関節固定術
,
骨切り術
,
足関節
,
足の形態異常
,
中足骨
,
腓骨筋
,
治療成績
,
腱固定
,
筋移行術
,
長母趾伸筋
,
腱移行術
Keyword:
Ankle Joint
,
Arthrodesis
,
Charcot-Marie-Tooth Disease
,
Foot Deformities
,
Metatarsal Bones
,
Osteotomy
,
Tendon Transfer
,
Treatment Outcome
,
Tenodesis
pp.30-35
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297863
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著者らが経験したCharcot-Marie-Tooth病に伴う足部変形15例を対象に、これらを手術群8例と保存治療群7例に分け、以下の初診時年齢、性別、経過観察期間ほか、家族歴、遺伝子検査結果、正中神経・腓骨神経・脛骨神経のMCVを比較検討した。その結果、1)手術群と保存治療群でいずれの項目も有意差はみられず、手術にいたる危険因子を見い出すことができなかった。2)手術群を単独手術で行っていたプロトコル導入前の2例と、軟部組織手術の組み合わせ手術を施行したプロトコル導入後の6例に分け比較すると、プロトコル導入前の症例で治療成績が有意に不良であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016