難治性骨折に対する治療
難治性骨折の治療(総論) 低出力超音波パルス(LIPUS) 骨癒合不全に対する電気刺激治療と超音波治療の併用効果
野坂 光司
1
,
木村 善明
,
柏倉 剛
,
櫻場 乾
,
宮腰 尚久
,
島田 洋一
1秋田市立秋田総合病院 整形外科
キーワード:
偽関節
,
超音波療法
,
電気刺激療法
,
後向き研究
,
治療成績
,
骨癒合(骨折治癒以外)
Keyword:
Electric Stimulation Therapy
,
Pseudarthrosis
,
Retrospective Studies
,
Ultrasonic Therapy
,
Treatment Outcome
pp.65-68
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2012339591
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骨折後の骨癒合不全に対するパルス電磁場刺激(PEMF)と低出力超音波パルス(LIPUS)の併用効果を後向きに調査し、治療効果を検討した。PEMFあるいはLIPUSを行ったものの骨癒合を得られず、追加手術を行う前に両治療を併用した4例(男3例、女1例)を対象とした。同日内にPEMFを約10時間、LIPUSを約20分使用し連日これを行ったところ、併用2ヵ月で2例、3ヵ月で1例、8ヵ月で1例に骨癒合が得られ有害事象は認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012