変形性関節症 最近の知識
変形性関節症の臨床 変形性関節症の手術的治療 β-リン酸三カルシウムとPudduプレートを用いたopening-wedge高位脛骨骨切り術
田中 孝昭
1
,
熊谷 吉夫
,
菊地 隆宏
,
黒坂 大三郎
,
大森 俊行
,
丸毛 啓史
1国立病院機構宇都宮病院 整形外科・臨床研究部
キーワード:
脛骨
,
骨壊死
,
骨切り術
,
内固定法
,
骨板
,
変形性膝関節症
,
Beta-Tricalcium Phosphate
,
大腿脛骨角
Keyword:
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Osteonecrosis
,
Osteotomy
,
Tibia
,
Osteoarthritis, Knee
,
Beta-tricalcium Phosphate
pp.116-120
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2008207267
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変形膝関節症に対しβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)とPudduプレートを用いたopening-wedge高位脛骨骨切り術を行い、術後2年以上経過した37例の治療成績について検討した。その結果、JOAスコア(日整会OA膝治療成績判定規準)は術前64点が調査時89点に改善し、全例に骨癒合が得られた。立位大腿脛骨角(FTA)は術前平均181°から調査時平均169°に矯正されていた。内固定材抜去を行った18例の術中肉眼所見では、気孔率60% β-TCP移植部と周囲の骨との識別は困難であり、生検の組織所見にて良好な層板骨の形成が確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2008