発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001223949
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臼蓋コンポーネントのみの再置換術を施行した29関節を対象に,手術方法と問題点を検討した.男2例3関節,女26例26関節,平均年齢69歳であった.再置換術が適応となった原因は,弛み25関節,設置不良による反復性脱臼2関節,バイポーラー型人工骨頭の侵食による中枢移動2関節であった.術後の大腿骨コンポーネントに問題はなかった.術中・術後早期の合併症の頻度は,臼蓋,大腿骨どちらのコンポーネントとも再置換する術式より統計学的にも有意差をもって少なく,臼蓋コンポーネントのみでは,両コンポーネントを再置換する術式より侵襲が少なかった
©Nankodo Co., Ltd., 2001