発行日 1998年3月20日
Published Date 1998/3/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.1998246869
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骨髄移植を受けた白血病患者15例を無作為に蜂蜜群とアロプリノール群に分け,日本癌治療学会副作用基準に準じて評価した.得られた結果はχ2検定と分散分析により検討した.各観察日ごとに行った口内炎のグレードの比較では,両群間に差は認められなかった.咽頭痛については,移植後9日目と10日目の両群間で有意差を認めた(9日目,10日目ともアロプリノール投与群は1.1±0.4,p=0.050).分散分析の結果では,口内炎,咽頭痛とも蜂蜜群よりアロプリノール群の方が粘膜障害発生の時期が遅く低いグレードで抑えられていた
©Nankodo Co., Ltd., 1998