特集 もたらす利益は想像以上!口腔ケアが導く感染対策
口腔の病原体と口腔環境のアセスメント 感染対策としての日常のモニタリングポイント
岸本 裕充
1
1兵庫医科大学 歯科口腔外科学講座
キーワード:
カンジダ症-口腔
,
パノラマX線撮影法
,
咽頭
,
感染
,
口腔疾患
,
口腔粘膜
,
歯石
,
歯肉出血
,
生体機能モニタリング
,
体内水分
,
唾液
,
歯
,
口腔ケア
,
口腔内細菌
Keyword:
Body Water
,
Candidiasis, Oral
,
Dental Calculus
,
Gingival Hemorrhage
,
Infections
,
Mouth Mucosa
,
Mouth Diseases
,
Monitoring, Physiologic
,
Pharynx
,
Radiography, Panoramic
,
Tooth
,
Saliva
pp.153-158
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2017207841
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はじめに
感染対策においては,「感染を成立させない」,「重症化させない」,「伝播させない」という予防が大切である。本特集の主題である口腔ケアにおいては,「誤嚥性肺炎の予防」,「口腔粘膜炎の2次感染予防」,「ケアグッズのディスポーザブル化」が,それぞれに相当するであろう。本稿においては,「病原体が口腔のどこに存在するか」とともに,どのような「口腔ケア(もしくは歯科治療)が必要か」を判断するために不可欠な「口腔のアセスメント方法」を中心に解説する。
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