感染症Basicレクチャー 明日からの診療に使えるエッセンス(第11回)
主要な起因菌 グラム陰性桿菌 食わず嫌いをせずに大枠を捉える
上原 由紀
1
1順天堂大学 大学院医学研究科感染制御科学
キーワード:
ドレナージ
,
Enterobacteriaceae Infection
,
大腸菌感染症
,
微生物薬物感受性試験
,
グラム陰性細菌感染症
,
Beta-Lactams
Keyword:
Drainage
,
Enterobacteriaceae Infections
,
Escherichia coli Infections
,
Microbial Sensitivity Tests
,
Gram-Negative Bacterial Infections
,
beta-Lactams
pp.1031-1034
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017209353
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腸内細菌科は,もともとのβラクタム薬への感受性がよい群と悪い群とで分けて把握する.ブドウ糖非発酵菌群は,好気条件でのみ発育することから推測でき,腸内細菌群とは有効な抗菌薬も異なる.嫌気性菌で重要なのは,耐性率に悩むことよりもドレナージである.
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