感染症対策update-ひろげない,ふやさない,もらわない 病原体をひろげないための方策
接触感染予防策
椎木 創一
1
1沖縄県立中部病院 感染症内科
キーワード:
HIV Infection
,
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
患者隔離
,
院内感染
,
眼の保護具
,
カリシウイルス科感染症
,
感染予防管理
,
防護手袋
,
ノロウイルス
,
予防衣
,
個人用保護具
Keyword:
Personal Protective Equipment
,
Cross Infection
,
Eye Protective Devices
,
Hepatitis B
,
Hepatitis C
,
Patient Isolation
,
HIV Infections
,
Infection Control
,
Caliciviridae Infections
,
Gloves, Protective
,
Norovirus
pp.879-884
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017009425
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接触感染予防策は患者や環境面から病原体の直接的な伝搬を防ぐため,医療従事者が手袋やガウン・エプロンなどを使用して行う基本的かつ重要な感染対策である.適応範囲は広く,大量の便,体液への接触時や薬剤耐性菌対策での鍵となる.対策の成功には医療従事者のスキルと正しいタイミング,そして手指衛生の併用が必須である.接触感染予防策や関連した隔離対策には「副作用」があることを理解して,意義の少ない対策は速やかに中止する判断が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016