いま知っておきたい! 内科最新トピックス (第1章)呼吸器
新たな分子標的薬による薬剤性肺障害を知る
武内 進
1
,
吾妻 安良太
1日本医科大学 大学院医学研究科呼吸器内科学
キーワード:
Methylprednisolone
,
肺疾患
,
リスク
,
肺疾患-間質性
,
パルス療法(薬物療法)
,
Everolimus
,
Bortezomib
,
Gefitinib
,
Temsirolimus
,
分子標的治療
,
Crizotinib
,
Nivolumab
,
Alectinib
,
胸部CT
,
びまん性肺胞破壊
,
病態生理
Keyword:
Everolimus
,
Bortezomib
,
Lung Diseases
,
Methylprednisolone
,
Risk
,
Lung Diseases, Interstitial
,
Pulse Therapy, Drug
,
Molecular Targeted Therapy
,
Temsirolimus
,
Gefitinib
,
Crizotinib
,
Nivolumab
,
CH5424802
pp.975-979
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016044812
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薬剤性肺障害は分子標的薬の重要な副作用として広く知られている.gefitinibの薬剤性肺障害が問題となって以来,後続の分子標的薬の多くに全例調査などの厳密に計画されたファーマコビジランスが課せられている.全例調査から薬剤性肺障害の情報の集積あるいは解析が可能となり,現在では個々の分子標的薬における薬剤性肺障害の実態が詳細に把握されるようになった.mTOR阻害薬と抗PD-1抗体による薬剤性肺障害の対応方法は独特である.分子標的薬による肺障害の実態と管理上の注意点を把握することが非常に大切である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015