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TAVIの適応と成績 大動脈弁狭窄症の治療は今後どうなるか
林田 健太郎
1
1慶応義塾大学 医学部循環器内科
キーワード:
コホート研究
,
大動脈弁狭窄症
,
X線CT
,
リスク
,
治療成績
,
経カテーテル大動脈弁置換術
Keyword:
Aortic Valve Stenosis
,
Risk
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Cohort Studies
,
Treatment Outcome
,
Transcatheter Aortic Valve Replacement
pp.931-935
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016044803
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TAVIは,SAVRが困難,もしくは不可能な症例に対する新しいカテーテル治療であり,2002年にフランスで初症例が施行されてから,現在まで20万人以上の患者が治療されている.日本でも2013年から保険償還され,実施施設数が増加している.PARTNER試験では5年の経過観察でSAVRと同等の予後改善効果を示し,またUS CoreValve pivotal trialでは2年の経過観察においてSAVRより低い死亡率を認めた.今後デバイスの革新により,適応が年々変わりつつある治療である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015