アフェレシス療法-新たな100年に向けて 適応となる疾患とその実際
皮膚疾患
山田 裕道
1
1国際親善総合病院 皮膚科
キーワード:
血液成分除去法
,
天疱瘡
,
白血球分離
,
皮膚疾患
,
表皮壊死融解-中毒性
,
類天疱瘡-水疱性
,
乾癬-膿疱性
,
二重濾過血漿交換
Keyword:
Blood Component Removal
,
Leukapheresis
,
Pemphigoid, Bullous
,
Pemphigus
,
Skin Diseases
,
Stevens-Johnson Syndrome
pp.87-90
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015260353
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皮膚科領域におけるアフェレシス療法の保険適応は天疱瘡,類天疱瘡,Stevens-Johnson症候群,中毒性表皮壊死症,膿疱性乾癬の5疾患である.これらの疾患のうち,前4者が血漿交換療法(二重膜濾過血漿交換療法を含む)の,膿疱性乾癬が顆粒球除去療法の適応である.いずれも重篤な症例で,従来の薬物療法に反応しない症例あるいは合併症や副作用出現などのために従来の薬物療法が施行できない症例にアフェレシス療法が行われ,良好な治療成績が示されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2015