慢性腎臓病(CKD)診療を極める
CKDの診断の意義と初期段階の対処法
板垣 史朗
1
,
鶴岡 秀一
1日本医科大学 腎臓内科
キーワード:
減塩食
,
高カリウム血症
,
高血圧
,
副甲状腺機能亢進症-続発性
,
生検
,
重症度指標
,
低タンパク食
,
貧血-腎性
,
慢性腎臓病
,
アシドーシス-代謝性
,
生活指導
Keyword:
Biopsy
,
Diet, Sodium-Restricted
,
Hyperkalemia
,
Hypertension
,
Hyperparathyroidism, Secondary
,
Severity of Illness Index
,
Diet, Protein-Restricted
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.13-18
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016259135
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
慢性腎臓病(CKD)は,早期段階より心血管疾患(CVD)発症のリスクを高めることが認識されていたが,2002年に米国腎臓財団(NKF)から発表されたK/DOQIガイドラインのなかで改めてCKDがCVDの危険因子であることが示された.CKDの大多数は末期腎不全にいたるまでにCVDの発症により死亡しており,CKDの早期診断および早期介入によるCVD発症予防の重要性が広く認識されるようになってきている.
©Nankodo Co., Ltd., 2016