一般内科医のための腎疾患A to Z 年齢と腎疾患
小児腎疾患のキャリーオーバーの患者にどのような対策をとるべきか
伊丹 儀友
1
1日鋼記念病院 腎センター
キーワード:
医師-患者関係
,
インフォームドコンセント
,
コミュニケーション
,
専門職間人間関係
,
患者-家族関係
,
病院小児科
,
病院内科
,
慢性腎臓病
,
小児医療から成人医療への移行
Keyword:
Communication
,
Informed Consent
,
Interprofessional Relations
,
Physician-Patient Relations
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Transition to Adult Care
pp.59-61
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014246663
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
先天性疾患など小児期に患った疾患や合併症を持続したまま成人になる患者(キャリーオーバー患者)数が増加している.欧米ではキャリーオーバーよりもtransition(トランジション:移行)と呼ぶ.円滑な内科への移行は段階的な準備が必要である.内科医は移行してきた患者の成熟度に合わせてコミュニケーションを十分にとり,信頼関係を築くことが大事である.患者自身に説明し,同意をとり,治療を行う.
©Nankodo Co., Ltd., 2014