ウイルス肝炎診療の最前線と今後の展開 日常臨床のポイントと知っておきたい最新情報 C型肝炎治療の最前線
新薬のオーバービュー
前川 伸哉
1
1山梨大学 第一内科
キーワード:
Protease Inhibitors
,
肝炎-C型
,
薬物相互作用
,
医薬品承認
,
治療成績
,
新薬開発
,
ウイルス薬剤耐性
,
C型肝炎ウイルスNS3タンパク質
,
C型肝炎ウイルスNS5タンパク質
,
C型肝炎ウイルスNS4タンパク質
Keyword:
Drug Interactions
,
Hepatitis C
,
Protease Inhibitors
,
Treatment Outcome
,
Drug Approval
,
Drug Resistance, Viral
,
Drug Discovery
,
NS3 Protein, Hepatitis C Virus
,
NS-5 Protein, Hepatitis C Virus
,
NS4 Protein, Hepatitis C Virus
pp.657-661
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014127384
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近年C型肝炎ウイルス(HCV)特異的な抗ウイルス効果を示すdirect anti-viral agents(DAAs)製剤が多数開発され,本邦では現在teraplevirとsimeprevirが使用可能であり,従来難治とされた1b型でも高い治療効果が期待できる.現在開発されているDAAs製剤は,3種類のHCV非構造蛋白,すなわちNS3/4A,NS5A,およびNS5Bを治療標的としている.DAAs製剤は高い抗HCV効果を示す一方で,耐性HCV出現の可能性に対しては十分な注意が必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014