ネフローゼ症候群 診療の新たな潮流 ネフローゼ症候群の診断と病型分類
腎生検によるネフローゼ症候群の診断と病態分類
三井 亜希子
1
,
清水 章
1日本医科大学 腎臓内科
キーワード:
ネフローゼ症候群
,
抗原抗体複合体
,
腎糸球体
,
生検
,
タンパク尿
,
分類
,
傍糸球体装置
,
内皮細胞
,
足細胞
,
腎糸球体基底膜
,
病態生理
Keyword:
Antigen-Antibody Complex
,
Biopsy
,
Classification
,
Juxtaglomerular Apparatus
,
Kidney Glomerulus
,
Nephrotic Syndrome
,
Proteinuria
,
Endothelial Cells
,
Podocytes
,
Glomerular Basement Membrane
pp.677-683
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013356241
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ネフローゼ症候群の診断には腎生検が必須であり,その病理診断に基づいて治療方針が決定される.ネフローゼ症候群を呈する疾患は多岐にわたるが,高度蛋白尿の発症に関わる尿蛋白制御機構の破綻という共通した病理所見が存在する.尿蛋白制御機構の破綻は,病理組織学的には足細胞と糸球体係蹄基底膜の障害として観察される.
©Nankodo Co., Ltd., 2013