寛解を目指す膠原病診療 早期診断と治療
全身性強皮症
桑名 正隆
1
1慶応義塾大学 リウマチ内科
キーワード:
Penicillamine
,
Raynaud病
,
強皮症-全身性
,
血管拡張剤
,
自己抗体
,
分類
,
免疫抑制剤
,
新薬開発
Keyword:
Autoantibodies
,
Classification
,
Immunosuppressive Agents
,
Penicillamine
,
Scleroderma, Systemic
,
Raynaud Disease
,
Vasodilator Agents
,
Drug Discovery
pp.61-66
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013227263
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全身性強皮症(SSc)の分類基準の改定により,早期・軽症例の診断が可能となった.自然経過がきわめて多様なため,予想される最大の皮膚硬化範囲,自己抗体による病型分類が予後予測や治療方針決定に有用である.治療は疾患修飾療法と対症療法に分類され,びまん皮膚硬化型早期例および進行性の間質性肺疾患を有する例のみが疾患修飾療法の適応となる.高い有効性エビデンスをもつ疾患修飾療法はないが,cyclophosphamide,methotrexateが主に用いられる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013