到来 二人に一人脳卒中時代 脳卒中の疫学・診断・検査
TIAの対処はどうしたらよいか 神奈川脳神経科医会の試み
板東 邦秋
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1順神会ばんどうクリニック
キーワード:
医学会
,
脳虚血-一過性
,
診療ガイドライン
,
地域社会ネットワーク
,
保健医療資源
,
診療所
,
神奈川県
Keyword:
Ischemic Attack, Transient
,
Health Resources
,
Societies, Medical
,
Practice Guidelines as Topic
,
Community Networks
pp.849-854
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013173257
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TIAは脳梗塞に高率に移行する緊急疾患であり,早急な診断・治療・入院加療などを要する急性虚血性脳血管症候群である.非専門医におけるTIAの診断法としてABCD2スコアがあるが,拡散強調画像MRIなどが必要な場合も多く,TIAが疑われた際は,早急に専門医を受診させるべきである.そのためには脳卒中の非専門医-専門医-専門病院を結ぶ新たな地域連携を構築する必要がある.神奈川脳神経科医会では,フリーアクセスであり,MRIやCTなどの画像機器が充実した日本の医療体制に適したTIA地域連携(TIAクリニック構想)構築を目指している.
©Nankodo Co., Ltd., 2013