震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《急性期が過ぎた後に顕在化してくる病態》破傷風について 定期的予防接種の重要性
橋本 朋子
1
,
川村 実
1岩手県立中央病院 総合診療科
キーワード:
Metronidazole
,
Penicillin G
,
再発
,
死亡率
,
集中治療
,
創傷と損傷
,
破傷風
,
破傷風トキソイド
,
免疫化計画
,
予防接種
,
災害医学
,
東日本大震災
Keyword:
Immunization Schedule
,
Mortality
,
Metronidazole
,
Penicillin G
,
Recurrence
,
Wounds and Injuries
,
Vaccination
,
Tetanus
,
Tetanus Toxoid
,
Disaster Medicine
pp.1011-1014
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059510
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<ポイント>・破傷風は災害時・外傷時には常に念頭に置くべき疾患であり、とくに災害での受傷創は汚染創が多く、きわめて破傷風を発症しやすい。・特徴的な症状があるときは破傷風を疑い、ただちに集中治療室のある施設へ転送すべきである。・予防接種歴がない高齢者や抗体価が低下している40歳以降では、未然に破傷風トキソイドを投与し感染を予防することが推奨される。
©Nankodo Co., Ltd., 2012