これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《高齢者と地域医療》介護保険主治医意見書の書き方
田城 孝雄
1
1順天堂大学 スポーツ健康科学部健康学科
キーワード:
ケアプラン
,
介護保険
,
要介護認定
Keyword:
ケアプラン
,
介護保険
,
要介護認定
pp.1240-1245
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088964
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・主治医意見書は、介護保険の被保険者が要介護認定を受けるために「身体上または精神上の障害(機能低下)の原因である疾病または負傷の状況」について、主治医が意見を記入するものである。医師以外の委員にも内容が理解できるように、難解な医学用語は避けて、平易でわかりやすく記入する必要がある。・主治医は、介護サービス計画書の介護サービスが偏ったものにならないためにも、主治医機能の一つとして、積極的に主治医意見書を通じて、介護支援専門員に医学的観点からの意見や留意点を提供するべきである。・がんの場合は、急速に症状が進行する場合があるので、現在の状況だけでなく、進行した後に、介護が必要となる状態になることを予見した意見を書かなければならない。
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