これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《高齢者と地域医療》介護予防の考え方
大渕 修一
1
,
高橋 龍太郎
1東京都健康長寿医療センター東京都老人総合研究所 福祉と生活ケア研究チーム
キーワード:
筋骨格系疾患
,
口腔衛生
,
動機付け
,
ケアマネジメント
,
筋力増強訓練
,
栄養失調
,
介護予防
,
老年症候群
Keyword:
Motivation
,
Oral Hygiene
,
Musculoskeletal Diseases
,
Case Management
,
Malnutrition
pp.1235-1239
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088963
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・介護予防とは高齢者が要介護状態となることを防ぐことを目的としている。そのため、要介護の原因に着目し、高齢による衰弱、転倒・骨折、関節疾患など加齢に伴う生活の不具合(老年症候群)の予防が求められている。・老年症候群を予防するため、介護保険を財源として、スクリーニング、介護予防マネジメント、プログラム実施、その後の継続が介護予防事業として体系化され、地域包括支援センターによってマネジメントされている。・介護予防は、健康増進活動の獲得が目標であるために、対象者の主体的な関与が、他の介護サービスに比較して高い。老年症候群への気づきを促し、いかに行動につなげるかが介護予防の要点である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011