これからの高齢者医療-診断・治療・予防への対応
《療養病床、介護施設での高齢者医療》施設の種別と提供できる医療の違い
山口 潔
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1東京大学医学部附属病院 地域医療連携部
キーワード:
高齢者保健医療サービス
,
回復期病院
,
病院リハビリテーション科
,
療養病床
,
介護老人保健施設
Keyword:
Hospitals, Convalescent
,
Health Services for the Aged
,
Physical Therapy Department, Hospital
pp.1196-1199
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012088955
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・療養病床は、医療区分2以上の患者が長期入院できる。検査・治療の多少に限らず一定額の診療報酬が設定されており、高額な医療は困難である。・老人保健施設は、医師の配置がある。しかし、医療もすべて介護保険でまかなわれるため、急性期医療が必要になれば転床が必要である。・在宅系の施設(介護つき有料老人ホームなど)は、介護保険と医療保険の併用が認められている。人的・物的資源さえ整えば、やや高度な医療にも対応可能である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011